綾部市中央公民館

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中丹文化会館2025年[新春号]チラシ

第37回中丹文化芸術祭
「短歌・俳句・川柳公募2023」入賞作品

短歌部門

  • 知事賞

    俎板の微塵の傷を洗ひゐるあしたの朝に妻は退院

    福知山市 押栃 厩

    実行委員長賞

    味噌汁をああ美味しいと啜りたるははの笑顔にひと日を始む

    綾部市 福井 恭子

  • 優秀賞「一」

    乳房切り腰にボルトを入れし身の生かされてなおいのちいとしも

    綾部市 近江 瑞子

    十七の吾の腕とり叱りたる亡母の気迫よ五十年経し

    福知山市 荻野 道子

    百歳の母を支える力欲しマシン握る手早も汗ばむ

    綾部市 富本 澄子

  • 優秀賞「二」

    ナス・トマト花は咲きしか元気かと子に会うごとく畑へ急ぐ

    綾部市 林 孝子

    小柄なる母も使ひし備中鍬びつちゆうを振り上げふりあげジャガイモを掘る

    綾部市 河北 幸代

  • 秀作「一」

    全盲の君の手照らす姫螢夢の舞台でカノン奏でる

    福知山市 山口 秀樹

    吾が町は店一軒も有らずして移動スーパー頼りに生きむ

    綾部市 大島 美佐子

    空仰ぎスマホ手にする翁あり白き半月浮かんでいたり

    舞鶴市 今井 與志美

  • 秀作「二」

    茄子の支柱を打ち込む姿思ひつつ痩せにし父の腕をさすりぬ

    綾部市 松本 暁

    長生きは望むまいと思ひつつ列に並びてワクチン接種

    綾部市 塩見 あや子

    糠床に色よく漬かりし水茄子を昼餉の茶漬けサラサラと食む

    綾部市 能勢 利子

  • 入選「一」

    九十になればわかると言いし母今われ思うその生きづらさ

    綾部市 近江 瑞子

    死に近き母と歌ひし子守唄ゆるぐは誰かゆりかごの中

    舞鶴市 野村 芙美香

    いはれなき砲火に逝きし児の柩冬のすみれを子らが手向けり

    福知山市 押栃 厩

  • 入選「二」

    さえずりを真似たる後にさえずりの返ることわり心のぬく

    舞鶴市 田中 昭子

    ズッキーニ茄子にベーコンのバター炒め「旨いか」夫は何度も聞きくる

    綾部市 白波瀬 弘子

    米寿まで住み来し家を手放すと決めしも心の千々に乱れぬ

    綾部市 村上 とみ子

    目路遥かミレーの絵画思わせて麦秋の田圃夕日が沈む

    福知山市 畑 慶子

  • 選者特選賞「一」

    井田 眞理子 選

    小柄なる母も使ひし備中鍬びつちゆうを振り上げふりあげジャガイモを掘る

    河北 幸代

    大野 翼 選

    乳房切り腰にボルトを入れし身の生かされてなおいのちいとしも

    近江 瑞子

    塩見 正仁 選

    死に近き母と歌ひし子守唄ゆるぐは誰かゆりかごの中

    野村 芙美香

  • 選者特選賞「二」

    四方 照代 選

    目路遥かミレーの絵画思わせて麦秋の田圃夕日が沈む

    畑 慶子

    田中 悦子 選

    空仰ぎスマホ手にする翁あり白き半月浮かんでいたり

    今井 與志美

    馬場 眞由美 選

    味噌汁をああ美味しいと啜りたるははの笑顔にひと日を始む

    福井 恭子

  • 選者特選賞「三」

    早川 禮子 選

    九十になればわかると言いし母今われ思うその生きづらさ

    近江 瑞子

    藤田 流美子 選

    俎板の微塵の傷を洗ひゐるあしたの朝に妻は退院

    押栃 厩

    松下 二三夫 選

    乳房切り腰にボルトを入れし身の生かされてなおいのちいとしも

    近江 瑞子

俳句部門

  • 知事賞

    田植機の一傾ぎして田に入る

    舞鶴市 新庄 富美

    実行委員長賞

    揚花火一村切絵のごとく浮く

    福知山市 芦田 三千代

  • 優秀賞「一」

    初音聞く神馬は白き耳立てて

    福知山市 前﨑 とし江

    麦の秋この村が好きはたが好き

    福知山市 竹下 淑子

    城も月も網にかけたる女郎蜘蛛

    福知山市 有本 六

  • 優秀賞「二」

    過疎村の山膨ます新樹光

    舞鶴市 田中 幸子

    昭和一桁語り部となる夏の雲

    福知山市 後藤 一郎

  • 秀作「一」

    橋桁に流木絡む男梅雨

    舞鶴市 塩尻  きぬ

    神苑の砂利の眩しき新樹光

    舞鶴市 瀬野 尚志

    奇岩よりみなぎる力雲の峰

    綾部市 村上 美由紀

  • 秀作「二」

    オカリナの一音探す濃あぢさゐ

    舞鶴市 オオミズナギドリ

    帰省子の魔法が解けて里訛

    綾部市 岩波 信子

    草いきれ防空壕の旧跡地

    舞鶴市 金崎 洋子

  • 秀作「三」

    百足出る店長呼び出すアナウンス

    綾部市 塩尻 幸子

    たにがわのすいしゃであらうこいもかな

    綾部市 渡邉 實

  • 入選「一」

    蜘蛛の囲の昨夜の雨粒光りをり

    福知山市 五屋 美智子

    不揃ひも天為なりけり衣被

    舞鶴市 齋藤 裕靖

    敗戦忌父石ころとなり帰還

    福知山市 芦田 三千代

  • 入選「二」

    桑の実をほおばる童まゆの里

    綾部市 足立 康代

    古火鉢捨てず使わず鎮座かな

    綾部市 村上 美知子

    ぽつぽつと笹百合ともす大師山

    綾部市 村上 美由紀

  • 入選「三」

    青葉風橋を渡りて友きたる

    綾部市 西尾 朱實子

    ぼうたんの花の重きや昨夜の雨

    舞鶴市 広瀬 久野

    取り組に一瞬止まる扇子波

    福知山市 竹下 淑子

  • 選者特選賞「一」

    安達 あき子 選

    バラ苑をでる幸せ老二人

    西尾 朱實子

    大槻 祐二 選

    不揃ひも天為なりけり衣被

    齋藤 裕靖

    小原 芙美子 選

    揚花火一村切絵のごとく浮く

    芦田 三千代

  • 選者特選賞「二」

    上林 ふらと 選

    麦の秋この村が好きはたが好き

    竹下 淑子

    小竹 且正 選

    敗戦忌父石ころとなり帰還

    芦田 三千代

    佐藤 節子 選

    初音聞く神馬は白き耳立てて

    前﨑 とし江

  • 選者特選賞「三」

    塩見 瑞代 選

    田を植ゑてととのふ鄙の夕景色

    古旗 みさき

    杉森 大介 選

    春光やビーズ細工の並ぶ店

    安村 小千代

    苳 羊右子 選

    田植機の一傾ぎして田に入る

    新庄 富美

  • 選者特選賞「四」

    山下 朝香 選

    吾の背撫づ夫の手大き日輪草

    金田 道代

    𠮷田 裕志 選

    春潮に濃淡ありぬ経ヶ岬

    金崎 洋子

    四方 禎治 選

    軽妙なトーク聞き入るアマリリス

    井上 かほる

川柳部門

  • 知事賞

    飛び立とう心の羽はまだ青い

    福知山市 北山 和美

    実行委員長賞

    ありがとう素直な靴に履きかえる

    福知山市 足立 和子

  • 優秀賞「一」

    喜びをひとつ記して明日を待つ

    福知山市 根垣 万里子

    今日の用たくさん残し明日も生く

    綾部市 伊治 典子

    飾らない本音の帽子よく似合う

    福知山市 飛田 きよ子

  • 優秀賞「二」

    日々汗を重ね大きくなる器

    福知山市 細谷 美代子

    地球沸騰ヒト・ネコ・トマトゆで上る

    福知山市 押栃 厩

  • 秀作「一」

    錆びてきた釘一本にある絆

    福知山市 山口 栄子

    演じたい緞帳どんちょうりるその日まで

    綾部市 塩見 美代子

    清濁を包み込んでる青い空

    福知山市 細見 明良

  • 秀作「二」

    そして朝言い返さずに靴をはく

    福知山市 小林 正登

    タンポポの綿毛が愚痴を言わせない

    福知山市 秋山 惠美子

  • 入選「一」

    明日は主役に挑むパセリもワタクシも

    舞鶴市 長谷川 かつこ

    感謝してなお残照を追いかける

    福知山市 志馬 一二

    私にも元気をくれる人がいる

    綾部市 宮崎 鈴枝

  • 入選「二」

    エコよりもエゴのはびこるこの地球

    福知山市 石坪 徹郎

    背を叩くドクターの手の温かさ

    福知山市 大志万 紀代美

    百歳やみんなそこまで生きる顔

    福知山市 佐藤 新子

  • 選者特選賞「一」

    大槻 美代子 選

    地球沸騰ヒト・ネコ・トマトゆで上る

    押栃 厩

    亀井 明 選

    飾らない本音の帽子よく似合う

    飛田 きよ子

  • 選者特選賞「二」

    木戸 利枝 選

    飛び立とう心の羽はまだ青い

    北山 和美

    田辺 洋子 選

    ありがとう素直な靴に履きかえる

    足立 和子

    永峯 八重 選

    喜びをひとつ記して明日を待つ

    根垣 万里子

ヤング短歌部門

  • 特選

    下校中耳から流れる好きな音私の上には橙広がる

    福知山市 垣谷 梨緒

  • 佳作

    夏休み予定が埋まる飛び跳ねるだから勝ちたいテストの鬼に

    福知山市 荻野 由衣

    ペンを持つ何度も向かう勉強机夏めく日々と星見上げる夜

    福知山市 垣内 智圭

  • 入選

    恐れずに自分信じて立ち向かう希望の光つかみにいこう

    舞鶴市 大岸 花純

    リンゴ三つ本当なの?その体重本当のキミを知りたいんだ

    綾部市 木下 莉那

ヤング俳句部門

  • 特選

    汗香る笑うお前と剣道着

    福知山市 中井 成美

    夏休み従兄弟集まる柱きず

    綾部市 道又 日菜

    コンクール金賞ねらう夏休み

    綾部市 出野 樹

  • 佳作

    秋曇すこしよごれた映画館

    福知山市 四方 璃音

    歓声と青嵐背にマウンドへ

    綾部市 岩波 寛都

    炎天下青春色に染まる肌

    綾部市 長島 彩華

    ひまわりが今にも太陽届きそう

    綾部市 坪内 心音

    過ぎてゆく空の音色と月見草

    綾部市 後藤 英翔

  • 入選「一」

    炎天下とにかく走る部活動

    福知山市 前田 羽菜

    夏の朝日差しが僕に懐いてる

    福知山市 森 駿士

    合宿や私を励ます天の川

    福知山市 朝倉 このみ

    蝶の舞うとてもおいしい御弁当

    福知山市 衣川 悠那

    汗拭いあまいとうまい卵焼き

    福知山市 美園 大貴

  • 入選「二」

    初嵐学ぶと楽し韓国語

    福知山市 吉田 茉生

    夏休みよくインクでるボールペン

    福知山市 坂萩 一馬

    八月尽あの日出会ったハムスター

    福知山市 渋沢 進一朗

    沖縄に行こうとしたら台風だ

    福知山市 細野 大翔

    青田道映画の残像追いかけて

    福知山市 向井 なな

  • 入選「三」

    手汗しみ水色光るシャープペン

    福知山市 鈴木 恒真

    桜舞う犬と歩いた散歩道

    福知山市 大田 亜美

    衣替え学ラン脱ぐのまだ早い

    福知山市 塩見 奏太

    線描き静まる部屋に扇風機

    綾部市 鎌部 結來

    未来への希望をのせて風光る

    綾部市 山本 雄大

  • 入選「四」

    新しい個性輝く春の虹

    綾部市 河井 美空

    いつもより孤独感じる冬の夜

    綾部市 坂口 史歩

    スケジュールまだかまだかと夏休み

    綾部市 中川 崚

    炎天下とばすボールと汗と声

    綾部市 石井 皓貴

    炎天下みんなで演奏アッチッチ

    綾部市 梅垣 誉

    雲並び窓から見ゆる野分かな

    綾部市 四方 惺海

  • 入選「五」

    濁りなき水面に映る星月夜

    綾部市 引原 明日香

    新しい出会いと共に散る桜

    綾部市 池澤 真央

    車乗り急ぐ窓ぎわ花火散る

    綾部市 十倉 杏司

    ユニフォーム染みる汗には青春が

    綾部市 藤山 拳星

ヤング川柳部門

  • 特選

    ラムネ味ほのかにかおる校舎裏

    福知山市 婦木 海翔

  • 佳作

    丸坊主君の笑顔がよく見える

    福知山市 有田 七海

    炎天下アイス落として泣いてる子

    舞鶴市 荻野 紅葉

  • 入選

    ラブソングいつも聴くだけ彼氏どこ

    福知山市 今久保 月乃

    会えないと心にかかる深い霧

    福知山市 山村 陽向

    夕暮れに微笑む君の頬は真っ赤

    福知山市 柳瀬 陸翔